【2回目】食物アレルギー対応炊き出し訓練
いばらき親子防災部×LFA食物アレルギーと共に生きる会
2回目の防災炊き出し訓練を開催しました。
前回の報告記事はこちら↓
平成26年に成立したアレルギー疾患対策基本法では、
アレルギー疾患対策に関し、基本理念を定め、国、地方公共団体、医療保険者、国民、医師
その他の医療関係者及び学校等の設置者又は管理者の責務を明らかにし、
並びにアレルギー疾患対策の推進に関する指針の策定等について定める
とされています。
しかし、いくら法整備がされてもそれを運用するのは人なので、
一人ひとりにアレルギーに対しての理解がないと対策はすすみません。
そこでアレルギーのある方が、
緊急性を要する災害時にどんな事で困るのか、
勉強会を重ねてきました。
袋に水を入れながらこねていき、
耳たぶくらいのやわらかさになったら丸めていきます。
ダシはカツオとイワシの削り節。
便利な顆粒ダシもありますが、
食品表示をしっかり見ないとアレルギー物質が入っていることがあります。
どちらの商品に入っていると思いますか?
「無添加」と書かれている商品の裏を見てみると、
「乳糖」「乳成分」「小麦」の文字が書かれています。
「食物アレルギー」と言っても、アレルギーの種類や程度は人によって様々ですが、
中には症状が出る方もいらっしゃるそうです。
もう一方の商品は「乳」や「小麦」の文字が書かれていません。
同じメーカーの商品でも、使う時に配慮が必要です。
キャベツと粉とツナ缶を袋に入れて混ぜ、
油をひかずに焼いていきます。
なんとこちらの商品!
卵・乳・小麦を使わず美味しく出来上がります。
みんなでいただきます!
米粉のカンパン、ライスクッキー、
ご飯も一緒に入っている「そのまんまOKカレー」の試食もいただきました。
避難所だけではなく、イベント等で炊き出しをされる際にも、
使った食材を模造紙に書く&食品表示を貼り出してもらうだけで、
全ての方が安心・安全に食べることが出来ます。
(宗教的な理由で肉やお酒がNGな方にも安心してもらえます)
今日は子どもたちが、どうやったらみんなに伝わるか?
自分で考えて作成してくれました。
今回もLFA代表大森真友子さんからアレルギー&被災地の話を教えていただきました。
続いて栄養士の金森さん。
そして高槻病院の谷内昇一郎先生からアレルギーのお話。