とよなか親子防災部始動!【2019年1月9日】
学校法人ひじり学園様にて、
PTA向け防災講座をさせていただきました。
台風21号では豊中市も大きな被害がありました。
災害を体験してあらためて、
「これはやっておいた方がいい」
「これはやっておいて助かった‼︎」
そんなほくせつ親子の教訓を沢山伝えさせていただきました。
今回もハザードマップを見たことがない方がほとんどでした。
ハザードマップは命を守る地図です。
「自分の命は 自分で守る」
まずは大人が意識を高めないと、
子どもの命を守ることは出来ません。
今回の試食は豊中市危機管理課様から、
アルファ化米「わかめご飯」をご提供いただきました。
今後、豊中市と協働しながら、
【とよなか親子防災部】も、
活動を広めていきます(*^^*)
まちFUNまつりin関西大学
NPO法人関西大学カイザーズクラブ×NPO法人ママふぁん関西
『まちFUNまつりin関西大学』今年も大盛況で終わりました!
速報値で正確な数字ではありませんが、
来場者数は約7千人とのことです。
今年は吹田市危機管理室さま、JA北大阪さまと協働させていただきました。
吹田市危機管理室さまはアルファ化米のおにぎり&防災ラリーで安定の人気!
JA北大阪さまは『飲めるごはん』の試飲で、こちらも大盛況!
保存期間は5年。調理の必要なし、常温保存ですぐに飲める非常食です。
更に、アレルゲン特定物質27品目不使用のすぐれもの。
ほんのり甘く、お汁粉のようなスイーツ感覚で飲めるので、
スイーツ好きに好評でした(#^^#)
ほくせつ親子防災ブースでは、
毎年大人気の防災食のたべくらべを実施しました。
今年は5種類のアルファ化米。
箕面市さまからは「やわらかいパン」。
井村屋さまの「えいようかん」。
(写真を撮り忘れのため、以前のイベント時の写真)
ライフラインが通じない「いざ!」という時でも、
美味しく食べることができる防災備蓄です。
試食された皆さん「美味しい!!」とおっしゃっていました(#^^#)
子どもは食べ慣れていないと、なかなか食べてくれないので、
平常時にぜひ、お子さんと一緒に試食をして、
「我が家にぴったり」な防災食を備えておいてください。
「防災クイズ」は子どもたちに大人気!
今年は春日井市さまの「はるかぜちゃん」を活用させていただきました。
こんなにもかわいく、素敵なメッセージが沢山こめられた絵本&紙芝居を、
営利目的ではない活動なら、誰でも使えるようにHPに掲載してくださっています。
春日井市さま、ありがとうございます!!
そして、今年は「気仙沼からのメッセージ」を伝えさせていただきました。
あたたかい思いのこめられたマフラーを、
話を聞いてくださった方に、一つひとつ手渡しさせていただきました。
大阪市の小学校で防災活動をすすめてくださっている、
大国小学校岡田校長も、一緒に思いを伝えてくださいました。
お渡しさせていただいた後の、皆さんの笑顔がとても素敵でした!!
気仙沼と大阪が、やさしい気持ちでつながりました(#^^#)
大阪北部地震では、北摂地域も被害を受けて、
未だ復旧がすすんでいない場所もありますが…
茨木市社会福祉協議会災害ボランティアセンターの佐村河内さんも駆けつけてくださいました。
私たちは自分たちの講座をしたいわけでも、
自分たちの活動のために活動をしたいわけでもありません。
「防災」というキーワードを使いながら、
人の命を守り、
人と人とがあたたかい気持ちで繋がり合って、
当たり前に助け合える社会をつくるために活動をしています。
そんなあたたかいつながりを沢山実感できた一日でした。
イベントに関わってくださった全ての皆さまに感謝いたします。
ありがとうございました!!
せっつ幼稚園&とりかい幼稚園 合同職員研修
せっつ幼稚園&とりかい幼稚園、
合同職員研修をさせていただきました。
摂津市は川が沢山流れているので、
先日、真備町を襲った水害でママたちが体験したことをメインに伝えさせていただきました。
『大丈夫だと思っていたらあっという間に水が来て、
屋根の上から警察に電話をするも、救助は約200組待ち。
その後、次々に入る安否確認メールで携帯の電源が落ちてしまい、
誰とも連絡が取れず不安な時間を屋根の上で過ごした』
そうならないために、早目の避難!
備蓄は必ず高層階へ。
『水が引かないと物流が再開せず、
アレルギー対応食や必要な薬が入ってこなかった』
摂津市は水が数日引かない想定なので、
備蓄は最低1週間分は必要です。
スペシャルニーズのものは特にしっかりと備えておいてください。
後半は摂津市の備えているアルファ化米を調理&試食してもらいながら、
みんなでどう備えて・構えていくかを考えました。
【2回目】食物アレルギー対応炊き出し訓練
いばらき親子防災部×LFA食物アレルギーと共に生きる会
2回目の防災炊き出し訓練を開催しました。
前回の報告記事はこちら↓
平成26年に成立したアレルギー疾患対策基本法では、
アレルギー疾患対策に関し、基本理念を定め、国、地方公共団体、医療保険者、国民、医師
その他の医療関係者及び学校等の設置者又は管理者の責務を明らかにし、
並びにアレルギー疾患対策の推進に関する指針の策定等について定める
とされています。
しかし、いくら法整備がされてもそれを運用するのは人なので、
一人ひとりにアレルギーに対しての理解がないと対策はすすみません。
そこでアレルギーのある方が、
緊急性を要する災害時にどんな事で困るのか、
勉強会を重ねてきました。
袋に水を入れながらこねていき、
耳たぶくらいのやわらかさになったら丸めていきます。
ダシはカツオとイワシの削り節。
便利な顆粒ダシもありますが、
食品表示をしっかり見ないとアレルギー物質が入っていることがあります。
どちらの商品に入っていると思いますか?
「無添加」と書かれている商品の裏を見てみると、
「乳糖」「乳成分」「小麦」の文字が書かれています。
「食物アレルギー」と言っても、アレルギーの種類や程度は人によって様々ですが、
中には症状が出る方もいらっしゃるそうです。
もう一方の商品は「乳」や「小麦」の文字が書かれていません。
同じメーカーの商品でも、使う時に配慮が必要です。
キャベツと粉とツナ缶を袋に入れて混ぜ、
油をひかずに焼いていきます。
なんとこちらの商品!
卵・乳・小麦を使わず美味しく出来上がります。
みんなでいただきます!
米粉のカンパン、ライスクッキー、
ご飯も一緒に入っている「そのまんまOKカレー」の試食もいただきました。
避難所だけではなく、イベント等で炊き出しをされる際にも、
使った食材を模造紙に書く&食品表示を貼り出してもらうだけで、
全ての方が安心・安全に食べることが出来ます。
(宗教的な理由で肉やお酒がNGな方にも安心してもらえます)
今日は子どもたちが、どうやったらみんなに伝わるか?
自分で考えて作成してくれました。
今回もLFA代表大森真友子さんからアレルギー&被災地の話を教えていただきました。
続いて栄養士の金森さん。
そして高槻病院の谷内昇一郎先生からアレルギーのお話。
地域で考える防災~食物アレルギーを知る~
地域で考える防災
~食物アレルギーを知る~
福島区民センターのホールをお借りできたおかげで、
大盛況で終わりました!
茨木市では避難所運営マニュアルをつくる際に、
当事者の意見を取り入れたため、
「食物アレルギー」に関する記述がきちんと盛り込まれてあります。
茨木市ではその他の会議でも普段から、
子育て世代が意見を言える風土があるので、
約1年前から始まった避難所運営マニュアル作成の際にも、
乳幼児を抱えた部員が「実際に何で困るか」を発言してくれていました。
『大阪市のママからも要望があるので、大阪市でもすすめたいです』
LFA代表大森真友子さんの、
そんな思いがカタチになった一日でした(#^^#)
なんと!区長も駆けつけてくださり、
冒頭挨拶から試食まで…最後までお付き合いくださいました。
大阪市福島区役所市民協働課、大野係長からは、
大阪市の備蓄についてわかりやすいお話がありました。
大森さんは、大阪北部地震、台風を経験してのお話と、
広島、北海道を支援しての体験談&これからの課題を話してくれました。
・アレルギー対応備蓄は数が限られているのですぐになくなります。
・アレルギーのある子どもが食べていないのに、心情的に親は食べにくいです。
・茨木市や高槻市では一部の地域で簡易給食が始まりましたが、
「パン・牛乳」で食べられない児童も。
・アレルギーに関する窓口が明確でないと自治体もノウハウがなく対応ができません。
(平常時に決めておく必要あり)
・物資が届いても他のものと紛れてしまう。
段ボールの見える場所に明記をしてもらえると助かります。
・避難所で炊き出しをした際に原材料に何を使ったか、
食品表示をそのまま模造紙に貼ってもらえると助かります。
印象的だったのが、広島&北海道ママ、どちらもあったエピソード。
『落ち着いた時に個別訪問に来てくださった方が、
「食物アレルギー対応の物資がもうなくても大丈夫ですか?」と聞いてくださったので
「(命は)大丈夫です」と返事をした。
命は大丈夫です、という気持ちで答えた。
みんな大変な時だから我慢しないといけない、という心理が働くので、
「大丈夫?」と聞かれたら「大丈夫」と答えてしまう。
「困っていることはない?」と聞いてもらえると、
食べられるものが何もないんです、と、助けてほしいことを言いやすかった』
とのこと。
茨木市でも同じ様な事例は沢山ありました。
茨木市の避難所運営マニュアルの中には、
避難者カードの中に「配慮が必要なこと」を書き込む欄があり、
「介護が必要な人、障害者、乳児、妊産婦、食物アレルギー、日本語がわからない人等」
と、例が示されてあります。
避難所だけではなく、
自宅避難された方が、どんな困り事があって自宅に残っているのか、
普段からお互いの事情を配慮できるように、
様々な知識を得ておく必要性を感じました。
以前、茨木市で考えた時のブログ
【被災地のアレルギー対応 ママ&子が特に困ったこと】
高槻病院谷内昇一郎医師からは、
アレルギーの一般的な知識と、エピペンについてのお話がありました。
そして司会&アレルっ子が何で困るかを話してくれたのはなんと!
大森さんの息子さんでした!
まだ19歳なのに、とてもしっかりと話してくれました。
後半は試食の数々。
詳しい商品説明は、
LFAインスタグラムにて。
「来てよかった!」
「勉強になった!」
「うちでも話してほしい!」
そんなお声を続々といただきました。
自分が体験したことを、自分の言葉で伝える。
それが一番人の心に伝わるし、
実際に人を動かすのだなぁ…としみじみ感じました。
地震&台風のあと、大森さんの発信で、
実際に動いた人が沢山いました。
沢山の支援が被災地に届きました。
今回こうして大阪市まで動いてくださったし、
当事者&経験者が発信するって本当に大切だと実感しました。
企業さんも沢山試食を提供してくださっていて、
民間・企業・行政・政治…
みんなが一つになって同じことを考えて、
一歩前進するための一日になりました。
主催してくれたLFAのみなさんはもちろんのこと、
本当に沢山の人の思いと行動でカタチになった一日でした(#^^#)
そして!!
北摂ママたちを支えてくださっている、
JR西日本あんしん社会財団さんのおかげで、
思いをカタチにすることが出来ています
支えてくださっている皆様、
本当にありがとうございます
「何かお困りのことはありませんか?」
そんなあたたかい心を交わし合う取り組みがこれからもすすみますように(#^^#)
摂津市学童保育指導員研修【2018年11月7日】
摂津市学童保育指導員研修を担当させていただきました(*^_^*)
摂津市職員さんの中には、
茨木市民も少なからずいらっしゃるので、
「地震が起きた時は茨木市にいました」というお声をちらほらいただきました。
もともと「親子防災部」は茨木市から始めたのですが、
「ほくせつ」に範囲を広げた理由がここにあります。
自分の住んでいる場所で被災するとは限らないし、
住んでいる場所と職場が違う場合も多々あります。
「職場付近のハザードマップは見たことがない」という声は「あるある」です。
今日も半分くらいの方は、
摂津市のハザードマップを見たことがない、とのことでした。
摂津市は淀川をはじめ、6つの川があるので、
水害への備えは必須です。
防災タウンページを見ると、
淀川洪水後、浸水継続時間が2週間と想定されているエリア(赤い部分)が広範囲であることがわかります。
講座の途中で「わかめご飯」と「梅がゆ」を、
グループごとに作って試食してもらいました。
どんな物資が市に備蓄されているかを、
知っておくことも大切です。
みんなで一緒に、災害に強く、人に優しいまちづくりが出来ますように